中小企業診断士試験の受験生を支援する団体が存在します。特に独学でトライする方はチェックしてみてください。
非営利の支援団体
以下の団体は、ブログや書籍で情報発信したり、公民館等を利用した格安の勉強会やセミナーを提供しています。
一発合格道場
平成21年(2009年)の中小企業診断士試験合格者が始めた団体です。ブログで勉強法を研究しており、洗練された学習理論には定評があります。このブログを熟読して独学合格する方も多いようです。
このほかに合格体験記の配信やセミナー開催も行なっています。概ね以下の時期に開催されます。
- 4月頃:1次試験の攻略がテーマ
- 8月頃:2次筆記試験の攻略がテーマ
- 12月頃:2次口述試験の攻略がテーマ
- 1月頃:実務補習がテーマ
毎年、前年の合格者が運営しています。
タキプロ
平成21年(2009年)の中小企業診断士試験合格者が始めた団体です。東京・関西・名古屋で受験生向けの勉強会を実施しているほか、セミナー開催、Web勉強会などを行います。
勉強会は特に対策に悩む方が多い2次筆記試験を対象としており、月に2回程度開催されます。
セミナーは概ね以下の時期に開催されます。
- 3月頃:全体的な勉強法がテーマ
- 6月頃:1次試験の攻略がテーマ
- 8月頃:2次筆記試験の攻略がテーマ
- 12月頃:2次口述試験の攻略がテーマ
- 1月頃:実務補習がテーマ
毎年、前年の合格者が運営しています。イベント案内はこちらです。
ふぞろいプロジェクト
「ふぞろいな合格答案」「ふぞろいな再現答案」「ふぞろいな答案分析」という書籍を出版している団体です。2次試験の合格レベルの答案がどの程度であれば良いのか分かりにくい、という問題意識で企画され、合格者の再現答案を分析して「リアルな合格答案」を究明する書籍です。
毎年、前年の合格者が改訂版を作成し、3-4月頃に出版しています。
非営利団体の支援を受ける心構え
インターネットでの情報発信は、特に地方に住んでいる方にとってはたいへんありがたいものです。感謝の気持ちを持ちつつ、疑問点があれば質問するのも良いでしょう。
イベントに参加する場合、運営者はそれぞれの仕事や生活がある中で非営利で活動していることを理解し、感謝の気持ちを持ちましょう。「私はお客様なんだから大切にしろ!」という態度は論外です。
支援団体にお世話になった方は、合格後に自分も支援する側を経験してみるのも良いかもしれません。以下のようなメリットが考えられます。
- 同期生やOBとの関係を作ることができる
- 今後の合格者となる多くの優秀な社会人との関係を作れる
- 情報発信や勉強会等の運営の経験を自然な形で積むことができる