中小企業診断士試験に合格した方が検討し始めるのが、「中小企業診断士協会への加入」です。本稿ではこの問題を検討します。
中小企業診断士協会とは
中小企業診断士の業界団体です。都道府県単位で区分されており、東京都は6つの支部(中央、城東、城西、城南、城北、三多摩)に分かれています。
以下に東京協会および6支部と、関東地方の各協会のリンクを掲載します。
東京都協会 / 中央支部 / 城東支部 / 城西支部 / 城南支部 / 城北支部 / 三多摩支部
埼玉県協会 / 神奈川県協会 / 千葉県協会 / 茨城県協会 / 栃木県協会 / 群馬県協会
協会への加入は任意であり、入会金は3万円、年会費は5万円です。
各協会および支部の活動状況
Webサイトを比較するだけで、各支部の活動状況がおおまかにわかります。東京都では中央支部・城南支部・三多摩支部などの情報が充実しています。
マーケティングは経営コンサルタントの非常に重要な側面であり、Webサイトは第一印象を形成する重要なツールだと思われます。しかし、一部の協会や支部のWebサイトには大きな課題があるように感じられます。組織として意思決定しづらい状況があるのかも知れません。
協会活動のメリット
中小企業診断士協会は、協会の活動には以下の6つのメリットがあるとWebサイトに記載しています。
1. 各種研修会・研究会への参加
2. ビジネスクリニックによるクライアントの紹介
3. 「会員Myページ」によるサービスの提供
4. 会員専用の情報相談窓口を設置
5. 当協会発行の調査研究報告書の公開
6. 機関誌「企業診断ニュース」の配布
事業運営上の実質的なメリットは「研修会・研究会への参加」と「クライアントの紹介」と言えそうです。
協会(支部)と研究会内容を知る
研修会・研究会およびクライアントの紹介については、各協会(東京は支部)のサイトに掲載がありますので参照してください。
なお、毎年春には、各協会が新規勧誘イベントを開催します。東京協会では「スプリングフォーラム」という会です。このイベントでは、東京協会の活動状況や、協会内の各支部(中央支部、城東支部、城西支部、城南支部、城北支部、三多摩支部の全6支部)の特徴や、100以上の各種研究会の活動紹介がなされます。未入会の方も参加できますので、ぜひ、参加してみましょう。
例えば、2018年には、4月14日(土)にTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで以下の要領で開催されました。
第1部 13:00~14:00 東京協会の活動説明会
第2部 14:10~15:40 研究会・同好会等の活動紹介
第3部 15:50~17:30 各支部オリジナルイベント
第4部 17:40~19:00 6支部合同 新入会員歓迎懇親会(同会場内で開催)